質問にむけ準備中
文京区ほか調査も実施
こんにちは、上尾市議 尾花あきひとです。
3月8日の一般質問にむけ、各種調査を行なっています。
私の場合、質問の作り方は
・行政の各種計画
・単年度会計だけでなく数年の推移
・法令の変化
・民間の動向
・市内で頂いた声
・他市の調査
・他市議員との情報交換
これらを材料としながら、過去の会議録も参照し改善点を見つけていきます。
質問においては問題提起や課題設定も大変重要ですが、「実際に役所を動かし 市民生活が向上してこそ意味がある」ため、具体的成果に繋がるような提案に努めています。
財源の課題は当然ながら、昨今考えなくてはならないのは、全国的に「自治体職員削減の一方 業務全体の量は減っていない」傾向があり、また人口減少によって 今後も職員数は減少が予測されている点です。
どんな事業も最終的に手を動かすのは職員のため、指摘・追及を徹底しつつも 人員や人材をふまえた提案が重要になっています。
予算書だけ見ていてはわからない事も多い、と感じます。
今回は5つのテーマで質問を行う予定で、項目によっては外部で情報も集めています。
日々の業務に向き合う市職員に比べ、議員はより多くの情報を収集できる環境にいます。
県境や行政・民間の垣根にとらわれる事もないため、広く情報を集め自治体に還元するのも役割の一つ。
・災害対策を学ぶため 文京区まで個人調査に行ってきました。
文京シビックセンター
区役所を含む「文京シビックセンター」は、地上28階(高さ142m)を誇る、23区内で最も高い区役所です。
こちらでは主に、発災時の避難所開設に関して、お話を伺いました。
上尾市では避難所運営マニュアルを作成し 緊急時を想定した各種整備を進めていますが、エリアごとに訓練体制のバラツキがあるなど、課題もあります。
今回の質問が補強に繋がれば、と思っています。
・業務効率化も喫緊の課題です。
昨年参加した「地方自治情報化 推進フェア」。
こちらで得た情報も活用し質問を作成中です。
なお、自治体事務の電子化に向けては、今国会での法案提出も予測されています。
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/dgov/dai1/gijisidai.html
デジタルガバメント閣僚会議
NTTコミュニケーションズ(株)の友人に誘われ参加
・公園整備については、新制度による動向を民間企業からヒアリング中。
・・・といったように質問を作成中です。
「役所は縦割り」と言われますが、内部からの発想では部局ごとの予算の偏りが作りにくいため、議会や市長といった「市民が選挙で選んだ人」が根拠を示す事で「今やるべき事業」の優先順位を付け 役所も予算を振り分けやすくなります。
少子高齢化により働く世代が減少し税収も減る時代では 事業の選択と集中が必要になるので、討議する議会というツールは本来 地域社会に必要なものです。
議会は市民の道具であり 行政と対する際の味方のはずですが、政治不信や失望が深刻化し 議会内も他者の批判が中心となってしまえば、行政へのチェックが甘くなり、市民生活に大きくマイナスが働きます。
私自身、市の現状には危機感と責任を感じており、信頼回復に向けた取り組みにも力を尽くしたいと思います。
プロフィール
上尾市議会議員/38歳
1983年 上尾市生まれ。明治大学政治経済学部卒。
ドラマ・映画演出部、地元で企業活動を経て上尾市議会議員。
行政改革・市民協働・地方分権を基本に、地域の潜在力発揮に向けて活動中。