令和2年度予算執行スタート
感染拡大防止の意識強化を
新型コロナ感染症 関連情報 新型コロナウイルスについて厚労省がまとめたページです 上尾市からの情報は 以下に集約されます(随時更新) 民間企業による各種対策支援サービスは 以下で検索できます |
こんにちは、上尾市議 尾花あきひとです。
政府の専門家会議が「東京・神奈川・大阪・福岡」の4都府県を「感染拡大警戒地域(※)」とするなど、国内での感染拡大が続いています。
(※・・・1週間の新規感染者や経路不明な感染者が その1週間前と比べ大幅に増加している状態)
昨日、上尾市から「上尾市在住者2名の新型コロナウイルスの感染者が発生した」との通知がありました。
埼玉県ホームページ(県政ニュース)
上尾市Webサイト
「濃厚接触者については 現在調査中」との事です。
今回のコロナウイルスは、無症状の方からの感染リスクが指摘され 重症化患者の傾向も 初期の報道と違いが出てきており(若年層や基礎疾患を持たない方の重症化等)、WHOや日本政府は 若年層に対する感染対策の呼びかけ等を強化しています。
ワクチンや有効な治療薬がまだ無い事や 感染の加速によって不安が広がっていますが、主な感染経路といわれるー
・飛沫感染(感染者のくしゃみ・せき・つば等に含まれるウイルスを吸い込んで感染する)
・接触感染(ウイルスが付着したドアノブ・手すり・つり革等に触れて感染する)
といったルートを意識して、引き続き、手洗い・うがい・アルコール消毒といった基本を徹底するよう 改めてのご注意をよろしくお願い致します。
これまでに公表された 市内における感染者情報は、行政関係者周辺の罹患に関するものであり、県・市側で比較的把握し易いケースに限られています。
市民の方や無症状のケースが表面化していない可能性も考慮し、一人ひとりが感染対策の意識を高めないといけません。
上尾市は、早期に感染例が報告された事により不要不急外出自粛要請が放送されていたため、実は 比較的早く心の準備が出来ているエリアかもしれません。
しかし一般的に、事態の長期化は緊張感の欠如を引き起こします。
改めて感染拡大防止に身を引き締める必要があります。
事態はめまぐるしく変化していますが、最もシンプルかつ重要な事は「自身が罹患しない」よう心がける事です。
家族や周りの方々を守る最善の手段です。
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企業活動や各種団体の集会等は、不急なものについては開催の是非も検討し、開催の場合には 出席者を最小限に留める・審議時間を短縮するといった対策をとれないかをはじめ、特に感染リスクが高いとされる「互いに手を伸ばしたら届くくらいの近い距離で 対面で一定時間会話などをすること」について対策をすべきです。
市議会においても、消毒・全員マスク着用・換気を徹底するとともに、私から「少人数での会議においても 場所を全員協議会室等の大部屋に変更」するよう打診。
いわゆる「3密」を避けた運営に切り替えています。
また、市に対して「職員の時差出勤・テレワークの推進」を要望しておりますが、私が所属する青年団体をはじめ 各団体では既にウェブ会議の導入が始まっています。
セキュリティの課題やサービスの選択肢も様々ですが、環境をお持ちの方々は情報収集のうえ 選択肢としてご検討いただければと思います。
多人数でのウェブ会議
SNS等の中には、デマや噂など、事実と異なる根拠のない情報も多数あります。
客観的に検証可能な、事実に基づく情報かの見極めには
NPO法人「ファクトチェック・イニシアティブ」の下記レーティング等が考え方の参考になると思います。
事態の長期化も予想される中、日常的な「情報への接し方」について 改めて考える機会となるかもしれません。
新型コロナウイルスへの一連の対応において 本質的に問われているのは「社会が 未知のものに如何に対応するか」であると思います。
周辺の方の健康な暮らしを守るのは勿論のこと、それぞれの地域が封じ込めを徹底する事で、広域での成果へ影響していきます。
地域の団体役員といった 他者の行動にも責任を負う立場の方々は、「表出していない情報や可能性」についても考慮されつつ、集会開催の必要性等についてご判断頂ければ幸いです。
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感染症への対応が発生するなか、市議会3月定例会は閉会し 新年度予算案は賛成多数で可決。
この予算案に沿って新年度の市の事業執行がスタートしています。
主な事業については「令和2年度予算のポイント」に概要が記載されておりますが、コロナ問題により予算編成時とは背景そのものにも変化が生じています。
他市では緊急対応用に予備費を増額する補正予算を組んだ例もあるほか、国から自治体への臨時交付金創設の方針が示されたため、今後、補正予算のため臨時議会招集の可能性もあります。
議会としては市への要望書提出のほか、定例会最終日に国への意見書を全会一致で可決しました。
私個人としても、他市の議員仲間や職員仲間と情報共有を行い「職員が感染した場合の対応マニュアル」等の情報整理を行っています。
本市は市外就労人口が多く 常に市外との人の交流を前提に対応を検討する必要があります。
自治体や教育委員会ごとに対応がわかれる案件もあるため、行政へのご要望やご意見がございましたら、是非お声をお寄せ下さい。
学校の再開時期については、現時点ではこのような方針が出ていますが、
新型コロナウイルス感染症拡大防止に係る臨時休業と学校の再開について
例えばさきほど千葉県では新たな感染者増加をふまえて「4月いっぱい休校」と延長方針が出ました。
本市は内容以前に判断がやや遅いです。
再開時期への異論のお声は既に行政に伝えておりますが、また状況自体が変わるのではないかと思います。
<<追記>>
4月6日、国の緊急事態宣言方針が示され、
夕刻に 教育委員会から「5月6日までの休校期間延長」の方針が発表されました。
詳細はリンク先にてご確認下さいませ。
令和2年度上尾市立小学校および中学校の臨時休業の延長ならびに入学式・始業式の対応について(4月6日更新)
年度の境目は 桜に雪が積もる「桜隠し」となりました
プロフィール
上尾市議会議員/38歳
1983年 上尾市生まれ。明治大学政治経済学部卒。
ドラマ・映画演出部、地元で企業活動を経て上尾市議会議員。
行政改革・市民協働・地方分権を基本に、地域の潜在力発揮に向けて活動中。