上尾市 65歳以上 ワクチン接種体制について
こんにちは、上尾市議 尾花あきひとです。
上尾市での新型コロナウイルスワクチン接種体制についてお知らせ致します。
目次
ワクチン接種体制 65歳以上対象(概要)
まず65歳以上対象となっている優先接種の概要です。
接種の受け方について 一般的と思われる疑問点と回答をお示しします。
——厚労省通知に基づき 対象者を優先接種順位ごとに分け、まずは高齢者を対象に接種します。
「集団接種(市が会場を設置)」
「個別接種(病院や診療所)」
を組み合わせ、順次配送されてくるワクチン量に対応しながら まずは土日のみ実施します。
ワクチンは高齢者接種ではファイザー社製を使用します。
1人につき「3週間の間隔を開けて 2回接種する必要」があり、市は約3ヶ月間で高齢者への接種を完了する計画を立てています。
接種は、原則「事前予約制」です。
❷対象者は誰?
——65歳以上の高齢者(S32年 4/1以前 生まれ)が対象者です。
❸スケジュールは?
——4/17以降、65歳以上の接種対象者の元に 接種券が郵送で届きます。
集団接種:4/26予約開始、5/8接種開始。
個別接種:5月下旬 接種開始(予定)。
(※接種希望者が「個別」「集団」どちらを希望するかを選択できる形です)
(※医療従事者・高齢者以外への接種券送付時期は まだ未定です)
❹接種までの具体的な流れは?
——個人で以下の手順を行う事になります。
<1>まずは接種券が届きます。接種券が届いたら、
(A)病院での個別接種 (B)集団会場での接種 どちらか希望を決めて予約を取っていきます。
<2>予約を取ります。
(A)は 医療機関へ直接予約します。医療機関ごとに窓口・電話・Web等での対応となります。
(B)は【上尾市コールセンター 0570-002-203 (平日9:00〜17:00)】
【PC・スマホ等を使って Webでの申し込み】 の どちらかで予約します。
(※電話予約の場合、日付時間はメモ等でお控えください)
(※Web申し込みの手順は、《ID=接種券番号、パスワード=生年月日 4/1生まれなら「0401」と入力》《「東保健センター」を日付一覧から選択》《予約を確定》)
<3>予診票を記入します。
接種券と同封されて送付されますので、あらかじめ自宅等で記入して下さい。
<4>実際の会場に行きます。
以下を持参して下さい。
・ワクチン接種券
・記入した予診票
・本人確認できるもの(自動車運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード等)
・お薬手帳(お持ちの方)
<5>接種を受けます。
接種自体の所要時間は5分程度です。副反応の経過観察で待機するため 併せて30分程度の所要時間が想定されます。
接種後には3週間を空けたのち2回目の接種を行います。
(集団接種会場の場合、接種会場で2回目の予約案内があります)
❺どこで接種を受けられるのか?
——集団接種か個別接種か で異なります。
(※繰り返しですが どちらも「事前予約制」です)
集団接種:上尾市 東保健センター 1階(西保健センターとお間違えないようお願い致します)
所在地 上尾市緑丘2-1-27
期 間 R3年5/8(土)〜R3年8/1(日)予定(土・日のみ開設)
時 間 13:00〜19:00(最終受付 18:00)
個別接種:市内 約70カ所の病院・診療所(医療機関名・接種開始日の詳細は今後改めて発表されます)
❻その他 疑問点について
——市ウェブサイトにてQ&Aを掲載しているので 是非ご覧下さい。
「接種は義務か」「接種を受けられない体調等の条件は」「接種回数と間隔」「副反応」「妊娠している人」等について回答しています。
※市では 予約開始前の時期は 各医療機関および東保健センターへの直接問い合わせはご遠慮をお願いしています。
疑問点は【上尾市コールセンター 0570-002-203 】へ お問い合わせ頂きますようお願い致します。
(上尾市・埼玉県・厚生労働省 それぞれの問い合わせ先は【コチラ】へ)
以上、一通りまとめました。
「接種希望されているのに方法がわからない人」が出る事のないよう、手順について ご理解頂けるように 市から情報提供を丁寧に行うべきと考えます。
「動画作成して市ウェブサイトトップへの掲載」
「郵送する封筒そのものに手順を印刷する」
といった手法も、担当課に検討してもらうよう打診しております。
高齢者ご自身のみならず、周囲に接種対象者がいる方は、情報の共有に ご協力頂ければ幸いです。
ワクチン接種体制 全体像
以下、現在進められている65歳以上対象部分を中心に 全体像を説明していきます。
なお、ワクチン供給ペースによっては計画自体に変化が生じますのでご理解下さい。
被接種者数と総接種回数・所用時間
2/16付 厚労省通知では、
対象者:市町村区域内に居住する16歳以上の人
期 間:R3年2/17〜R4年2/28
といった形で、臨時接種の実施に係る指示が自治体に対して出されています。
上尾市の人口は約23万人。
うち「65歳以上の方」は 約6.5万人です。
ワクチンの効果を得るには「1人につき2回の接種が必要」なため、高齢者接種の総接種総回数は13万1,822回と試算されています。
集団接種会場に関しては、1人あたりの接種自体にかかる時間を約4分(※)で計算し、1日あたりの接種可能人数をシミュレーションしています。
(※受付や副反応の経過観察等も合わせると拘束時間は約30分で試算しています)
経費を議決した2/8の臨時議会時点で 当会派から これら接種人数と回数の確認は行いました。
また、会場での密対策のため「接種券と予診票の同時送付」も我々から提言し 反映いただいています。
被接種者の段階区分
以下の順番で実施されます。
・65歳以上の全ての高齢者
・基礎疾患のある方 ・ 高齢者施設等の従事者(※)
・上記以外の一般の方 (※)基礎疾患の判定は、自己申告となり 予診票への記載および 予約時に「基礎疾患」を申し入れる方式を検討中との事です。
ワクチン供給スケジュールの見込み
全国的にも当初の想定より供給が少ない状況なのは、報道の通りです。
市町村に対しては県が振り分けを行っており、上尾市の場合には4/26の週から供給が始まる見込みです。
厚労省通知では「6月末までに全ての高齢者への2回接種分を供給する」と示されています。
集団接種および 医療機関の協力による個別接種について
上尾市としては「集団接種(市設営会場)と個別接種(市内医療機関の協力)を組み合わせて 約3ヶ月で高齢者接種を完了する計画」です。
個別接種で手を上げてくれた医療機関がかなりの数にのぼったため(高齢者100%カバー可能な数くらい)、集団接種会場は「東保健センター1カ所のみの開設」で済む計算との事です。
本市では多くの医療機関のご協力により 接種体制が構築できる運びとなりました。
市町村ごとに医療機関数の違いもありますが、これだけの全域で実施できる体制となり、医療従事者の皆様には心から感謝を申し上げます。
必要事務ごとのスケジュール
市側の各項目ごとの予定時期は以下となっています。
(補足)
・広報周知・・・「広報あげお4月号」で3ページの特集を組む。これが最初の全市民への周知。以降も毎号の広報あげおで周知する。
・接種券郵送・・・4/17〜4/22は、65歳以上の方全員を対象に郵送する。
現状と課題
2月時点での実施体制想定では「1日あたりに接種できる数をどの程度見込めるか」「医療従事者が確保できるか」等が大きな課題でしたが、医療機関のご協力の結果 個別接種の見込みが立った事に加え、そもそもワクチン供給量が当初の見込みを下回っている事により、結果、自治体現場としては初動体制構築に落ち着いて臨める状態にはなっているようです。
しかし上記のように厚労省通知では「6月末までに全ての高齢者への2回接種分を供給する」と示されているため、一定時期まで供給スピードが想定を下回った後 一気に供給された場合に対応できるか等が やや懸念されるところです。
その他、介護老人保健施設は医師がいるため サテライト会場として登録する事で 施設での接種が可能ですが、嘱託医がいない施設は往診体制が構築できるか等、市側では課題洗い出しと共に医師会との協議を継続中との事です。
4/9追記:河野大臣は9日の閣議後記者会見で「ワクチンについて、6月中に約4500万回分確保できる見通しが立った」と発表しました。(4/9付 読売新聞)
集団接種 模擬訓練が実施されました
3月28日、東保健センターにて集団接種会場での模擬訓練が実施されました。
会場運営の課題を把握し、スムーズな接種体制を構築するために行われたものです。
主催:一般社団法人 上尾市医師会、一般社団法人 上尾伊奈地域薬剤師会
現場では、のべ50名の職員を被接種者に見立てて、医療機関ご参加のもと、導線および所要時間を計測。
5/8からの実際の動きをシミュレートしながら副反応の対応確認や搬送訓練なども実施され、医療従事者と運営スタッフの理解を深める訓練でした。
訓練のフィードバックを経て、今後の接種本番に臨むことになります。
・1時間あたりに接種できる人数
・どこで滞留が発生するか
・導線に無理がないか
・資機材の過不足
・医療関係者及び運営スタッフの人数・役割
・運営マニュアルの制度
年間を通しての接種には、臨機応変な対応も必要になると思います。
都度、大きな変更は周知してまいりますので、皆様も周囲への情報共有にご協力いただけますと幸いです。
プロフィール
上尾市議会議員/38歳
1983年 上尾市生まれ。明治大学政治経済学部卒。
ドラマ・映画演出部、地元で企業活動を経て上尾市議会議員。
行政改革・市民協働・地方分権を基本に、地域の潜在力発揮に向けて活動中。