コロナ対策の要望書を提出!
酸素濃縮器の早期確保 & 自宅療養者への支援 & ワクチン接種の優先順整理 等
こんにちは、上尾市議 尾花あきひとです。
新型コロナウイルス感染者数の急増による医療体制のひっ迫等を鑑み、市長に対し会派から要望を行いました。
要望事項は以下の内容です。
❶感染症専門医を含む災害対策本部の立ち上げを行うこと。
❷中等症1・2、および重症患者のうち入院不可能となっている人数の把握を行うこと。
❸上記人数をふまえ、今後、確保困難となる可能性がある酸素濃縮器について早期確保に取り組むこと。
❹自宅療養者に対して医療機関が必要と判断した際には、市が確保した酸素濃縮器を貸与すること。
❺酸素濃縮器が入手困難となる事態も想定し、災害時の指定避難所に酸素ボンベ設置を検討すること。
❻保健所の業務逼迫を軽減するため、自宅療養者へのケアを市が代行し、申請式で自宅療養者に対する食品・日用品・パルスオキシメーターの確保・配布を実施すること。
❼ワクチン接種対象者の順位設定に関しては、市民から届いた声を十分に精査し、重症患者抑制の観点から順位の整理を行うこと。
❽日本産婦人科学会では妊婦とパートナーのワクチン接種を推奨しているが、上尾市では年齢順の接種を基本として配慮がされていない状況にある。特に妊娠後期は重症化率が高く、妊婦を受入可能な病院も限られていることから、母子手帳配布時点で接種予約を可能とする、産婦人科との連携を取る等、優先接種体制について改めて検討すること。
❾市民に対して災害対応の認識を強め、感染拡大防止策の徹底を改めて呼びかけること。
❿今後の流行の推移によっては休校休園措置を行い、特に施設内で感染拡大の兆候が有れ
ば即時対応すること。
⓫緊急事態措置区域の要請内容を飲食店が守るよう、感染防止策の訴えや見回り強化を実
施すること。
⓬庁内における感染対策を改めて徹底し、職員のテレワーク勤務を推進すること。
感染者数急増をふまえ、医療機関や保健所の負担軽減の観点からも 市独自での取り組みの模索が重要な局面となっています。
酸素濃縮器の確保、自宅療養者のケアについては特に政策判断のスピードが求められると考え要望提出に至りました。
ワクチン接種順については、上尾市側は「年齢順の枠組みを基本」に実施中ですが 接種順の妥当性について様々な立場の方からご意見を頂いています。
意見を市に届けると、市は「予約順を発表し 接種がスタートした後に柔軟に変更する事は困難である」という認識を示しており、また「どの年代・層を優先するか」は極めて難しい判断とは思いますが、であれば なおさら 高齢者優先となった根拠の1つである「重症者発生の抑制」の視点を再認識し、今後 更なる接種の可能性も自治体として考慮したうえで、「40~50代の重症化増加」や「妊婦の感染リスク」等を考慮して 基本的考え方を整理すべきと要望しました。
緊急を要する内容も含むため、市の迅速な対応を待ちたいと思います。
引き続きまして、情報やご意見をいただければ幸いです。
プロフィール
上尾市議会議員/38歳
1983年 上尾市生まれ。明治大学政治経済学部卒。
ドラマ・映画演出部、地元で企業活動を経て上尾市議会議員。
行政改革・市民協働・地方分権を基本に、地域の潜在力発揮に向けて活動中。